FIP(猫伝染性腹膜炎)は信頼出来る病院がよい

FIP(猫伝染性腹膜炎)

今回はうちの猫(フーコ)で実際に起こった事をまとめていこうと思います

茨城の里親の会からトライヤル期間で我が家に来たフーコ(生後4か月)当初(2021年12月頃)は避妊手術はされていましたが猫風邪の状態・目ヤニがひどくてまぶたが開かなくなる状態で来ました。 次の日に動物病院に連れていき目の治療を開始しました。ここからほぼ毎日病院にかよっています。 この様な状態だったのでトライヤル期間が終了しても家で飼って治療を行う事にしました。毎日病院で治療を行い普段は元気に部屋中を走ったりゲージの上にのぼったり、ゴン太くんのご飯を盗み食いするほど活発の子だったのですが、段々と寝ている時間が多くなり食欲不振が続く様になりました。2022年1月中旬には高い場所に登れなくなり、またおしっこが漏れてしまう状態、その後はトイレで排便することもできず垂れ流しの状態で要介護状態になってしまいました。

2月上旬に動物病院で入院して血液検査・コロナ抗体検査をしてきました。            その結果はコロナ抗体値6400                                 ほぼ間違いなくFIP(猫伝染性腹膜炎)に感染なっていると言われました。

           FIP(猫伝染性腹膜炎)とはどんな病気

FIP(猫伝染性腹膜炎)は幼猫に発症することのあるウイルス感染症。2歳未満の若齢猫や8歳からのシニア猫に発生することが特徴で感染症の1つであり、FIPウイルス=猫コロナウイルスにより発症します。 ただし、猫のコロナウイルスは7割以上の猫が保有しています。

腸コロナウイルス自体は無害と考えられていますが、幼い猫では無害とされているはずの腸コロナウイルスが突然強毒化することがあります。この突然変異で生じたウイルスのことをFIPウイルスと呼ばれ、致命的な症状を引き起こします。発症の原因の1つはストレスだとされています

                    症状

FIP(猫伝染性腹膜炎)にはウェットタイプ、ドライタイプ、混合タイプがあります。上記に共通することは、黄疸、発熱、食欲不振、下痢や嘔吐です。

ウエットタイプは腹水がたまり、お腹が膨らんでくるので、外見でも分かりやすく発見しやすいが腹水が溜まると周囲の臓器を圧迫し、これが胸に溜まると心臓圧迫となり呼吸困難に陥ります。

ドライタイプは腹水がたまることはないです。体のいたるところに肉芽腫ができます。脳に肉
芽腫ができれば神経系(麻痺)、目にできればぶどう膜炎など現れます。

FIP(猫伝染性腹膜炎)の致死率はほぼ100%であり、完治を望むことは難しく、予後は不良で、1年後に生存している割合は5%未満です。特にウェットタイプは進行が速く、診断後、数日〜数週間で亡くなってしまうことも少なくありません。

コロナ抗体値6400と出た後はステロイドで延命治療しながら栄養成分の多いミルクやアミノ酸等を与えていきました。この時点で下半身麻痺で歩く事も出来なく排尿も垂れ流しの状態、顔の表情が変化 (神経表情)する時がありました。

最初の病院ではFIP(猫伝染性腹膜炎)を治療する薬を扱ってない為延命治療しかできないといわれました。しかし病院の先生が相当高額な金額になってもフーコを治療したいなら信頼出来る病院を紹介するよと言われました。自分でもFIPの事を調べて時間に猶予がない事もわかりまし高額の金額がかかるのですごく悩みました。約1か月考えフーコの表情・頑張ってる姿をみて高額になる治療をする決意を決めました。 (この時点で治療が遅れてしまったのが1つの後悔ですね)

3月上旬に今回紹介で伺ったのは千葉県のあおぞら動物病院はFIP(猫伝染性腹膜炎)の治療経験が250病例以上ある病院でした。 (リンク貼っときます)                                   MUTIAN協力動物病院として参加してしてるみたいです。

最初の検査から1カ月ほど経ってしまったので再度検査しコロナ抗体値51200・体温37.6℃
体重1.45K・貧血・下半身麻痺・ぶどう膜炎等の状態でFIP中後期ドライと診断されました。脱水・貧血等の症状がひどく造血剤を使いました。 これでだめな場合は輸血が必要との事です。        この日から84日間同じ時間にMUTIAN通常の2倍を与える事になりました。

2日ぐらいでフーコに変化が出てきました。たくさんミルクを飲むようになりました。また約1か月ぐらいで少し歩く様になってきました。後ろ足は引きずっている状態で排尿は垂れ流しのまま      (自分がこの時思うのがもっと早く治療を開始してたら後ろ足の麻痺は無く排尿は出来たと思います)

やっぱり大変だった事は、MUTIANを決めた時間に84日間あげる事でした。              そして毎日の経過観察です。 FIPの治療と目の治療 猫の表情やご飯の量 排尿の管理     MUTIANを使用して100%助かる病気ではないのですごく神経を使いました。      

2023年3月現在はFIP寛解から280日経過後も元気にしています。自己免疫を高める為にオゾン療法をおこなっています。 後遺症として目には片方に白内障がありトイレで排尿も出来ないので今もおむつ生活をしています。後ろ足も普通の猫とは違ってあまり力が入らない状態なのであまり高い場所にジャンプはできません。

                      まとめ

FIP(猫伝染性腹膜炎)を寛解させる為の病院選びは各猫の進行状態が違うため治療経験が豊富な病院がおすすめだと思います。また投薬最終日から6か月間は再発補償も病院ではあるので早急にSNSや口コミ等で探すして情報収集してください

うちの猫の様にFIP(猫伝染性腹膜炎)は寛解しましたがすべてが正常になるとは限りません        後遺症で何か不具合が残る場合があります。しかし早期治療できれば後遺症の低減になると思いました。 今でも各場所でFIP(猫伝染性腹膜炎)になっている猫が多いと思いますが飼い主のみなさまには頑張ってもらいたいと思ってます。

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